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立茎管理で長期出荷目指して

JA信州うえだの話題 2020.07.06

JA信州うえだ管内塩田地区の生産者でつくる「塩田野菜部会」のアスパラ専門部は6月24日、上田市古安曽の圃場で「アスパラガス夏秋栽培現地指導会」を行った。圃場は、同専門部長の窪田八平さんのもの。塩田地区と丸子地区の生産者13人が参加し、アスパラガスの立茎管理における下枝処理や間引きなどの方法を学んだ。 立茎管理とは、アスパラガスの収量が減ってきたら収穫をやめ、そのまま伸ばして葉を茂らせ、養分を根に貯蔵させて来年の収穫に備える方法。下枝処理や間引きを8月中旬頃まで行い管理する。指導会では、この立茎管理について、同JA塩田営農センターの坂口達哉営農技術員が管理方法やメリットを説明。下枝処理や間引きをして病害虫を抑制することの大切さや、立茎管理中も夏芽が収穫でき、長期出荷、所得増加につながることなどを話した。また、窪田部長による下枝処理と間引きの実演指導もあり、参加者は熱心に学んだ。 指導会を終えた参加者は「立茎させる茎の太さや間引く間隔など、具体的でわかりやすかった」「実演指導もあり、見て学べた。とても勉強になった」などと話した。 坂口営農技術員は「アスパラガスは塩田地区の重点品目。通常5、6月頃に収穫が終わるアスパラガスだが、適切な立茎管理をすることで9月頃まで夏芽が収穫可能になる。多くの生産者に実践してもらい、長期出荷、所得増加につなげてほしい」と話した。

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