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限定醸造みそ 商品化、地元産大豆広める

JA信州うえだの話題 2017.12.29

上田市塩田地域の担い手農業者5人で作るグループ「しおだSUN(サン)ダイズ」は、大豆「ナカセンナリ」を使った限定醸造みそ「華城下(はなじょうか)」を商品化した。28日、市内のアリオ上田店で販売を開始。同品種の味の良さを生かした加工品作りの一環で、大豆のうま味を生かしたみそに仕上げた。
「華城下」は、同グループが生産した塩田産大豆「ナカセンナリ」を原料に、同市の武田味噌(みそ)醸造が製造した。1パック500グラム入りで798円。今回40個を生産し、来年3月には120~130個の生産を予定している。
グループは加工品の味の良さに定評のある「ナカセンナリ」の魅力を地元に広めようと、6次産業化を念頭に塩田地区で栽培する。これまで高野豆腐や納豆、かりんとうなどを商品化。地元の業者による製造は初めて。
12月中旬には、同グループやJA信州うえだ、武田味噌醸造の武田晴太郎さん(31)ら関係者10人が、市役所で母袋創一市長を表敬訪問した。
製造を担当した武田さんは「昔ながらの手作業で作っているので大豆本来のうま味が残り、こうじの甘味が強く出ている」と話した。母袋市長は「商品化は地域の誇りで自信になる」と期待した。
グループ代表の宮澤敏弘さん(50)は「塩田地域全体の農家が協力して大豆を栽培しているので、もっと地域の人にも知ってほしい。これからも地元産大豆を使った商品を発信していきたい」と力を込めた。

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