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JA信州うえだの話題

看護・介護施設に再生

JA信州うえだの話題 2019.03.27

JA長野厚生連鹿教湯三才山リハビリテーションセンターとJA信州うえだは、上田市の同JA塩川店を看護小規模多機能型居宅介護「おおぞら」にリニューアルした。看護機能を有した施設は同市では2カ所目で、JA長野厚生連としては初の施設。医療ニーズの高い利用者の状況に応じたサービスを提供し、地域における多様な療養支援を行う。 同JAでは事業拠点再構築の一環で、同センターなどと塩川店の活用を検討してきた。同店は同じ建物内の同施設横に移設。また、既存の多目的ホールは、女性部活動を中心に地域住民が健康教室などで活用できる多目的会場となっている。名前の「おおぞら」は、地域住民に募集して決めた。 同施設は、4月1日から事業をスタートする。主治医と地域協力医の密接な連携のもと、医療行為を含めた多様なサービスを24時間365日提供。訪問看護ステーション「やまなみ」が併設されていて、利用者や家族の状態に即応し「通い」「泊まり」「訪問(看護・介護)」のサービスを組み合わせることができる。医療依存度の高い人でも、在宅で暮らせるよう支援を行う。利用定員は29人で、通いは15人、泊まりは6人。運営は、同センターが行う。 21日に竣工(しゅんこう)式を開き、同センターと同JAの関係者ら39人が出席し、神事と施設内覧会を行った。同JAの坂下隆行組合長は「施設内のスロープ状の床は色を変えて傾斜を分かりやすくするなど、利用者のために工夫がされ、きれいな施設になった。隣接する塩川店もうまく活用しながら、地域のニーズに応えられる場としたい」と話した。同施設の桜井富美子管理者は「看護と介護を併せ持つ施設はまだ少ないが、ニーズは十分ある。地域で暮らしていきたい人のための支援施設として、地域に根差した運営を目指していきたい」と話した。

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