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菅平を元気に 小学生がトウモロコシ販売

JA信州うえだの話題 2020.09.10

上田市真田町長にあるJA信州うえだの農林産物直売所「新鮮市真田」で9月4日、上田市立菅平小学校の児童が、自ら育てたトウモロコシを販売した。屋外に設けた特設売り場では、4年生と6年生の児童17人が、客の呼び込み、販売などの係を分担し、1本100円、1人5本までの数量限定で、用意した約500本(品種「おおもの」)を売り切った。販売は市内のスーパーなどでも行った。 同校は高原野菜の栽培やスキー、ラグビーなどのスポーツ合宿が盛んな菅平高原にある。総合学習の一環で、全児童参加型の模擬会社「菅小ドリームワークス」を立ち上げ、トウモロコシの栽培、宣伝・販売活動を通して、自然や地域と関わりながら、主体的に活動できる子どもの育成に取り組んでいる。 今年は、新型コロナウイルスによる休校や長梅雨の影響で、栽培作業が思うように進まず苦労が多かったという。コロナ禍の中、販売自粛も検討されたが、販売時期の問い合わせや待ち望む声が多く寄せられた。 同校では児童と話し合い、「『子ども同士』『お客と子ども』『お客とお客』の間で感染が発生しないようにしよう」と申し合わせ、感染防止対策を徹底した上で販売活動を行うことを決めた。 菅平高原は今年、新型コロナウイルスの影響でスポーツ合宿の予約キャンセルが相次ぎ、観光客が減少するなど深刻な状況が続いている。児童たちは「菅平を元気にしよう」との思いで、収益金を菅平のPR活動に使うことを決めた。 間もなくやってくるスキーシーズンに向け、菅平を知ってもらうためのPRグッズとしてフェイスマスクを作成しようとデザインを考えている。

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