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JA信州うえだの話題

ハウス栽培手応え、青パパイヤ 新たな特産に

JA信州うえだの話題 2016.11.25

JA信州うえだは、上田市で栽培する新たな園芸品目を検討しようと今年、青パパイヤの生産に取り組んでいる。JAと同市、県長野農業改良普及センターでつくる市農業技術者連絡協議会の活動の一環。直売所や市内のレストランへの出荷が始まっている。 パパイヤは熱帯植物で、一般的には本州では栽培に適さないが、関東地方で栽培しているケースがある。青パパイヤに含まれる、たんぱく質分解酵素は健康に良いと注目されている。こうしたことから有望な品目とみて、JA管内の農家10組に栽培委託した。 5月中旬から下旬にかけて、協議会で購入した苗200本を露地とハウスに定植。露地では十分に生育しなかったが、ハウスでは収穫にこぎ着けることができた。 10月には収穫が始まり、生産者の柳沢明徳さんと地域住民、JA営農部の職員が参加し、青パパイヤの料理研究試食会を開いた。独自に考案したタイ風サラダなどを試食し、「歯応えがあって、くせはなくおいしい」と好評だった。 11月上旬から、市内のうえだ食彩館ゆとりの里農産物直売所で、手作りのレシピを添えて販売。購入客は「ダイエットに役立てたい」「初めて見るが、分かりやすいレシピがあるので、わが家の新しい料理に加えたい」などと話していた。 柳沢さんは「初めての栽培で不安だったが、出荷につながってうれしい。多くの方に知ってもらい、おいしさを感じてほしい」と話した。 施肥や水管理、収穫後の木の抜根など栽培上の課題があり、さらに検討を進める予定。今後もJAでは、同協議会の活動の中で農家が栽培しやすく、地域の気候に合う新たな園芸品目の栽培試験を行い、本格導入につなげたい考えだ。

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