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JA信州うえだの話題

顔の見える「銘柄」めざす

JA信州うえだの話題 2018.06.02

広島県・岡山県を中心にスーパーマーケットや飲食店を展開するエブリイとJA信州うえだ、青果卸の長野県連合青果、よだくぼ南部地区の生産者らが連携して取り組む流通改革のプロジェクト「チーム襷(たすき)」は、同JA「チーム襷」出荷組合を立ち上げた。品質の高位平準化や農産物の生産拡大、生産者同士の仲間づくりなどを目的に活動する。 「チーム襷」は2016年2月、連合青果の紹介を受けて広島県に本社を置くエブリイと取引を始めたことから活動をスタート。店頭の各農産物販売コーナーに「チーム襷」の名とともに生産者の顔写真を貼り出すなど「顔の見える販売」を重視し、産地のイメージを、生産物を通して消費者に届け、地元農産物PRやブランド化の確立を目指し取り組んでいる。 17年度は5000万円の目標を上回る約6600万円を出荷。3年目となる18年度は、目標を1億円に倍増する。 同出荷組合は今後、農産物の品質向上に向けた栽培講習会や巡回指導、品質管理の徹底、生産拡大や新品種の提案などを行う。農産物の高付加価値化、ブランド化に取り組んでいく。 5月上旬には、上田市で同出荷組合設立総会を開いた。エブリイや連合青果、JA、生産者など「チーム襷」関係者ら40人が出席し、出荷組合規約や18年度事業計画、役員選出など4議案を可決した。組合長に竹内利通さん、副組合長に丸山秀樹さんを選んだ。 竹内組合長は「販売金額1億円という大きな目標を目指して、良質な農産物の生産に力を入れていく。エブリイに新鮮でおいしい農産物を届けて消費者に食べてもらい、よだくぼ南部地区の農産物をPRしていく。生産者の手取り向上を図り、生産振興につなげたい」と意気込みを語った。

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