JA信州うえだ

ホーム いいJAん!信州の話題 エダマメ試験販売好評

JA信州うえだの話題

エダマメ試験販売好評

JA信州うえだの話題 2018.10.24

JA信州うえだや生産者、上田市などでつくる西部地区営農活性化委員会は、在来種の加工用大豆「こうじいらず」のエダマメ利用の研究に取り組んでいる。このほど、同市の生産者直売所「いずみの里」でエダマメ「こうじいらず」の試験販売をした。地場産の特色あるエダマメとして、直売所や飲食店向けに生産することを目指している。 同委員会の中山正善委員長が栽培したものの中から、選抜して優良なものを販売した。 1袋200グラムで200円。県農村工業研究所の食味分析データや同委員会の取り組みなどを売り場に表示し、10袋販売したが昼には完売する人気だった。 JA西部営農センターの赤池邦浩センター長は「今回は試験販売だったが予想以上の売れ行きで、来年以降も期待が持てる結果になった。栽培の段階では、害虫防除をしたが実に穴が開くなどの被害があり、収穫後の選別で半分ほどになってしまった。害虫対策は今後の課題。出荷量を増やすためにも力を入れて取り組んでいく」と話した。 同委員会は、今回の試験販売の結果に手応えを感じている。来年は直売所出荷者にも作付けをしてもらい、複数の直売所で販売拡大を目指す方針だ。 「こうじいらず」は、上田地域で古くから栽培されてきた加工用大豆。甘味が強く、こうじを使わなくてもおいしいみそができることから、この名前が付いたといわれている。 JAと同市は優良種の選抜を進めている。今回の取り組みは「エダマメで食べるとおいしい」という地元農家の話をきっかけに、2016年秋から研究に着手した。

お知らせ