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カボチャ磨き機導入

JA信州うえだの話題 2018.12.19

JA信州うえだ塩田営農センターは11月下旬、上田市古安曽の塩田農産物集出荷所にカボチャ磨き機を導入した。塩田地区では3年前から、冬至向けのカボチャを栽培し、年々面積と出荷量を増やしていることから、出荷調製作業の省力化を図り、さらなる生産振興につなげるために磨き機を導入。12月上旬には、この機械を使った出荷作業を初めて行った。 同地区での冬至向けカボチャの栽培は、3年前に2戸15アールから始まり、毎年拡大。今年は13戸の農家が約1ヘクタールで栽培し、556ケース(1ケース10キロ)を出荷した。目標の700ケースには届かなかったものの、昨年の350ケースから大きく伸ばした。来年は800ケースの目標を掲げる。 12月上旬の3日間、カボチャ生産者12人と同営農センター営農技術員が磨き機を使い、出荷作業をした。磨き機はコンパクトサイズで、中に回転するブラシが付いている。泥を落としたカボチャを1玉ずつ入れると、回転ブラシでカボチャを転がしながら、残った砂汚れなどを落としてきれいに研磨する。生産者は、機械導入による作業の効率化を喜びながら、協力して磨きと箱詰めの作業をした。 生産者は「今まで手作業で、大変重労働だった磨き作業がなくなり、作業時間が6割以上も短縮された。とても助かる。他の生産者と一緒に作業することでも、作業効率が格段に上がった。来年は栽培面積をもっと増やしたい」と笑顔で話した。 同営農センターは今後、さらなる作業効率向上に向けてシステム・体制づくりに取り組む。併せて、冬至カボチャの生産振興にも力を入れていく方針だ。

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