JA信州うえだ

ホーム いいJAん!信州の話題 若手が意識を共有

JA信州うえだの話題

若手が意識を共有

JA信州うえだの話題 2019.04.25

JA信州うえだと大手青果卸の長野県連合青果は4月、上田市の同社本部で若手職員同士の交流会を初めて開いた。人材育成の一環として企画。両組織の若手が問題意識や情報を共有することで、互いの現場の知識を補い、今後の生産振興と販売に生かすことを目指す。JA営農技術員と同社営業社員合わせて50人が参加した。 同社の永井一嘉常務が「生産振興に関して市場と農協のあり方」をテーマに講演した。永井常務は「連合青果とJAが共通の課題を持ち、互いの現場に踏み込むことで『マーケットインによる生産振興』『農家のことを考えたマーケット』が実現し、一層の産地の発展が望めるのではないか」と話し、両組織の連携の重要性を強調した。 講演を踏まえ、「持続可能な農業を行うための栽培指導とは~マーケットニーズを絡めて皆で考える」をテーマにグループディスカッションを行った。7人1組のグループに分かれ、話し合った。「売り先の明確化のために正確なニーズを把握することが必要」「特色ある農産物の知識を得て商品提案につなげることが大切だ」といった意見が出た。互いの現場に入り込めていない現状も指摘され、売り場や農地に足を運び、有利販売へつなげることの重要性を確認した。 参加者は「連合青果とJAが共通の目標に向かっていくためには、このような、より具体的に話し合いができる場が必要だと感じた。とても有意義な交流会だったので、今後も定期的に開いてほしい」と手応えを感じていた。

お知らせ