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JA信州うえだの話題

真空冷却装置を改修

JA信州うえだの話題 2019.05.21

JA信州うえだは、レタスを中心とした高原野菜に使われている、上田市菅平高原の菅平第一集荷所の真空冷却装置を改修した。最新機能を搭載し、1時間当たりの処理能力は従来の1.6倍に増強。効率を高め、集荷後の品質維持につなげる。集荷量の増加に対応し、市場からの評価が高い高原野菜の生産拡大を後押しする。 同集荷所はレタスやサニーリーフ、ハクサイなどを集荷している。従来の真空冷却装置は、1998年に国の事業で設置。その後、集荷量が年々増え、日量最大1万3000ケース(レタスでケース16玉・10キロ)を超えている他、経年劣化もあり、冷却処理に時間がかかる事態も生じていた。 野菜の鮮度を保つためには、収穫後できるだけ早く温度を下げることが大切だ。改修した真空冷却装置は、1時間に処理できる量が1.6倍になり、予冷作業の時間短縮につながる。6月から運転を開始する。 現在、同集荷所管内で取り扱うレタスの作付面積は約100ヘクタールで、2017年度販売金額は7億9821万円。20年度の目標として、作付面積115ヘクタール、販売金額9億5780万円を掲げている。 5月中旬、同集荷所で竣工(しゅんこう)式を開き、行政やJAの関係者、施工業者ら計37人が出席した。 坂下隆行組合長は「菅平地区の高原野菜は市場からの評価も高い。新鮮な高原野菜を提供するためには、真空冷却装置が必要不可欠。今回設置した装置を、生産者の皆さんに活用してもらい、より一層の生産拡大を目指したい」と強調した。 同地区は、上田市を代表する高原野菜の産地。安定した作柄と高い品質を誇り、市場の需要も年々増加している。 菅平第二集荷所も合わせた出荷量は、日量最大約1万8000ケースを超える日もある。第二集荷所にある真空冷却装置は、既に最新機能を備えた装置に更新している。

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