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JA信州うえだの話題

リンゴ高密植矮化普及へ

JA信州うえだの話題 2019.07.23

JA信州うえだヤマジョウ果樹部会は6月下旬、部会員3人のリンゴ園で、高密植矮化(わいか)栽培の現地検討会を開いた。現在、この栽培法を導入している部会員や検討中の部会員51人の他、果樹担当のJA営農技術員ら8人が参加した。 高密植矮化栽培は高度な剪定(せんてい)などが不要で、作業の省力化や品質の向上、収量の増加が狙えるため、県やJAグループが普及を進めている。 同部会は高密植矮化栽培を重点推進事項に掲げ、視察研修や現地検討会を開いている。今回は、導入している部会員の園地に講師を招いて指導してもらい、栽培技術の統一を図ろうと検討会を企画した。 JA全農長野生産振興部の堀内昌彦監理役が講師を担当。部会員の関田峻さん、宮原友則さん、内川和裕さんの園地を回りながら、栽培方法や必要な資材を説明し、施肥のアドバイスをした。 参加者は「栽培技術の新情報も聞くことができ、参加してよかった」と感想を話した。 JA上田東営農センターの山崎亮営農技術員は「この栽培法の導入拡大に向け、行政の補助事業を活用していきたい。部会は施設化も進めており、多目的ネットの設置やトレリスの補強も検討、指導していきたい」と話した。 同部会は今後も定期的に検討会などを開き、最新技術の情報を共有する。JAは栽培基準を検討、作成する予定だ。

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