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ドローン防除実演

JA信州うえだの話題 2019.08.29

長野県農政部は8月中旬、上田市の塩田カントリーエレベーターで、ドローン(小型無人飛行機)を活用した大豆の防除実演会を開いた。JA信州うえだ米穀担い手部会員や上田市大豆採種組合員ら50人が参加した。 県は、中山間地などの条件が不利な地域での労力軽減のため、ドローンの普及拡大を図っており、導入の検討を目的に実演会を開いた。JAはドローンによる防除などの省力化につながる情報を農家へ積極的に提供。今回も県上田農業改良普及センターと協力し、JA営農技術員らが大豆栽培農家を中心に参加を呼び掛けた。 防除作業は、動力噴霧器とホースなどで行うと約25アール当たり約2時間かかる。無人ヘリコプターを使った場合は2分程度で作業可能だが費用が高く、騒音などの問題もある。一方、ドローンは同条件での防除を約5分で作業でき、費用や騒音も無人ヘリより抑えることができる。 この日は、大きさや性能の違う3機のドローンを紹介した。関東甲信クボタの職員がそれぞれの機種を説明。カントリーエレベーター横の約25アールの大豆圃場(ほじょう)で2機を実演。薬剤の代わりに水を散布した。 参加者からは「新聞などではよく記事を見るが、実際に飛んでいるドローンを見るとよく分かった。導入を考えてみたい」などと前向きな意見が聞かれた。 同普及センターの担当者は「中山間地での農作業は平地に比べ時間がかかり、地域の担い手の大きな負担となっている。その負担を軽減するために何ができるかを、こういった実演会や研修会を通して考えていきたい」と話した。

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