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リンゴ高密植矮化導入進む、JA上伊那へ

JA信州うえだの話題 2019.10.15

JA信州うえだヤマジョウ果樹部会は10月1日、部会全体視察研修会を開き、リンゴの高密植矮化(わいか)栽培の導入が進んでいる、JA上伊那管内のリンゴ園2か所で、栽培のポイントや独自の技術などを学んだ。部会員35人のほか、JA信州うえだの営農技術員ら6人が参加した。 高密植矮化(わいか)栽培は高度な剪定などが不要で、品質安定と早期多収が目指せる栽培技術として、長野県内でも大きく普及が進んでいる。 同部会は、高密植矮化(わいか)栽培の推進を今年度の重点課題の1つに設定。年1回の部会全体視察研修会や、年3回の現地検討会を実施し、同栽培法について理解を深めている。 今回は、長野県内でも同栽培法の導入が急速に進んでいる、JA上伊那管内のリンゴ園での研修会を計画。JA上伊那から、同栽培法に精通する生産者2人を紹介してもらい、開催した。この研修会を通して、同栽培法への理解を深めるだけでなく、同栽培法の幅広い知識について部会員同士で情報を交換し、産地としての連帯を強め、魅力ある産地としての活性化も図る。 研修会は園主が講師を担当。薬剤摘花や肥培管理、野ネズミ対策などの栽培のポイントや管理方法のほか、自分の園地で取り組む栽培技術や、同栽培法の利点などを説明した。参加者はそれぞれのリンゴ園の様子を熱心に観察したり、園主の説明を食い入るように聞いたりしていた。 研修を終えた部会員は「自分のほ場で、今回得たヒントをどう活かせるか考えたい。県下の優良園を見て、生産意欲をもらった。実践していきたい」と意気込んだ。 JA信州うえだ上田東営農センターの山崎亮営農技術員は「早期多収性、高品質が狙える高密植わい化栽培を、より多くの生産者に推進していきたい」と話した。 今後も同部会は、定期的に検討会などを設け、最新技術を共有していく。

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