JA信州うえだ

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JA信州うえだの話題

お礼の手紙がずらり 社会科見学通じ、地元農産物のファンに

JA信州うえだの話題 2019.11.19

「信州の食べ物をもっと食べたいと思いました」そう感想を送ってくれたのは、上田市殿城のJA信州うえだ農産物流通センターへ社会科見学に訪れた、小学3年生の児童だ。 JAは、6月25日から11月6日までの間、同センターに管内の小学3年生1352人の社会科見学を受け入れた。同センターの廊下には、社会科見学に訪れた児童らからの「お礼の手紙」が飾られている。 社会科見学の受け入れは、食べ物の大切さや地元の農産物のおいしさの秘訣などを知ってもらい、児童らの地元農業・農産物への関心を高めることが目的。管内の小学3年生を対象に毎年受け入れており、今年で14年目を迎えた。受け入れ開始当初、参加校は同センター周辺の小学校のみだったが、今では東御市や小県郡青木村など、管内各地の小学校が参加している。今年は22校を受け入れた。 同センターは、果実や野菜、花などを集めて選別し、市場に出荷している大規模施設。1階は野菜やきのこ類、花きの選別を行うほか、それぞれの農産物に適した温度で管理できる保冷倉庫を完備している。2階は果実の選別を行っており、2013年に設置した選果機で糖度や熟度、果実内部の傷みなどを調べることで、品質をそろえて出荷ができる。 社会科見学では、これらの選別現場や保冷倉庫を案内した。 社会科見学で児童らを案内した、JA営農振興部営農企画課の大塚君和係長は「農産物流通センターで扱っている地元農産物について、職員に目を輝かせながら質問する様子は、職員にとって働く意欲向上につながっている」と話し、「JA信州うえだでは様々な農産物が生産されている。次世代を担う児童の皆さんが、地元農産物のファンになってくれればうれしい」と言いながら、児童らからの「お礼の手紙」に目を細めた。 JAは、社会科見学の受け入れのほかにも、親子で野菜を育てたり、農産物の収穫体験ができるイベントを開催したりするなど、次世代への食農教育に力を入れている。 今後もJAは、地域への貢献や次世代への食農教育、地元農産物のPRのため、子どもが農業に関わる機会を提供していく。

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