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住民交流の場づくり評価され、県知事賞

JA信州うえだの話題 2019.11.29

長野県上田地域振興局と地域づくりネットワーク同県協議会上田支部は11月28日、上田市材木町の上田合同庁舎で、「地域発元気づくり支援金」平成30年度実施分事業成果発表会と表彰式を行った。支援金の交付を受けて同年度に実施された44事業の中から、着眼点や波及効果が優れ、地域の元気を生み出すモデル的な取り組みを行ったとして4事業が受賞。昨年5月にJA信州うえだ豊里店を改修して完成した複合施設内にある、地域交流施設「ふれあいサロンhinata bocco(ひなたぼっこ)とよさと」の取り組みも優良事例の一つとして選ばれ、運営する「豊殿ふれあいサロン運営委員会」が名誉ある長野県知事賞を受賞し、事業成果発表を行った。 同施設は、「孤立」「孤食」の解消や住民同士が支え合う地域づくりを目的として、コーヒーやランチなどの飲食物の提供や健康体操教室などを行い、地域住民の交流の場づくりを行っている。「認知症になっても安心して暮らせる地域に」という思いで、施設がある豊殿地区で開かれている住民主導の認知症理解セミナーの修了生が実践の場として運営に関わる他、認知症当事者もボランティアとして参加することで、「認知症になっても地域で活動できる」という理解が地域に広がるなど、好循環が生まれていることが評価され、受賞につながった。 発表では、「地域住民の交流の場所づくり事業」として、同委員会の神林芳久委員長が事業の概要や工夫、事業効果などを説明。「コーヒーやランチは大好評で、今ではサロン来場者が一日平均30人を超え、増え続けている。各教室やイベントも徐々に増やし、誰もが気軽に集い合える場としての機能が充実してきた」と話し、「今後も、『ふれあい、語り合い、支え合い』を通じて住み慣れたところで安心して暮らせる心豊かな地域づくりに貢献していきたい」と締めくくった。 同発表会では他に、別所温泉旅館組合の「別所温泉の魅力を世界に発信するための外国人集客と受け入れ態勢の整備事業」、上田市の「地域住民の読書活動の推進、図書館ボランティア等の市民協働への促進事業」、青木村の「ニュースポーツ推進事業」が優良事例として選ばれた。

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