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緑だった大豆がカラカラに! 園児が驚きの収穫体験

JA信州うえだの話題 2019.12.05

上田市塩田地域の担い手農業者5人でつくるグループ「しおだSUNダイズ」は、同市下之郷の上田女子短期大学附属幼稚園の年中園児と、大豆栽培やみそ造りに、今年初めて取り組んでいる。11月25日には、4回目の活動として、園児48人と大豆を収穫した。 同園は食農教育の一環で、「園児が育てた大豆でみそを造り、みそ汁を味わおう」と計画し、同グループに協力を依頼。グループの宮澤敏弘会長が所有する同市前山の約10アールの畑で大豆「ナカセンナリ」を育てている。園児らは6月17日に種まき、8月21日に大豆の花の見学会と雑草の抜き取り、9月27日には枝豆の収穫と試食を行い、体験を重ねてきた。 収穫に訪れた園児らは「緑色だったのに、茶色くなってる」「大豆がカラカラだ」と驚きの声を上げた。同グループのメンバーから収穫の仕方を聞くと、待ち切れずに一斉に畑へと駈け出し、実が付いている株を選んで力一杯引き抜いた。1人2株ずつ収穫した園児らは「なかなか抜けなかったけど、一人で抜けた」「こんなにたくさん実が付いているよ」と満面の笑顔を見せた。収穫体験の後は、大型機械による収穫の実演を見て、「かっこいい」「速い」と、こちらも大興奮だった。 この日収穫した大豆は、園児が各家庭に持ち帰った。残りは同グループが収穫し、来年1月に園児らと一緒にみそ造りを行う予定だ。 宮澤会長は「農業が地道な作業の積み重ねで収穫につながるということを知ってもらい、その体験を農業以外のことにも役に立ててほしい。大きくなって、農業をやってみようと思ってもらえたら、さらにうれしいですね」と希望を語った。

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