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アスパラ伏せ込み促成栽培試験実施

JA信州うえだの話題 2019.12.11

JA信州うえだの子会社である㈲信州うえだファームと同JAは12月2日、上田市上塩尻にある同社が所有するハウスで、アスパラガスの伏せ込み促成栽培試験を行った。同社の研修生をはじめ、JA職員、全農長野、上田連合青果の約20人が参加し、栽培方法やメリットなどを学んだ。 アスパラガスの伏せ込み促成栽培とは、春から秋にかけて露地圃場で根株を養成し、冬季にハウス内に伏せ込み、2~3カ月収穫を行って栽培を終了する短期栽培法。試験栽培を行うのは2年目で、冬季の収益確保と空きハウスの有効活用を目的としている。本試験では、今年5月に圃場に定植したアスパラガスの苗3000本を11月に掘り起こし、ハウスへ伏せ込んだ。温床線で地温を調節し、2月頃まで出荷を行う計画だ。 参加した同JA東部営農センターの田中茂道営農技術員は、「冬季のアスパラガスの出荷は、通常のものよりも高単価が期待でき、冬の収益確保に大きく貢献できると思う。今後、生産者にとっての冬の主力品目になれば」と期待する。 今回の試験栽培で収穫したアスパラガスは、上田連合青果を通して軽井沢などで販売する予定。来年以降も試験栽培は続ける方針で、いずれは生産者へと普及していく見通しだ。

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