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食農教育で大豆栽培 園児と一緒にみそ造りに挑戦

JA信州うえだの話題 2020.01.29

上田市塩田地域の担い手農業者5人が作るグループ「しおだSUNダイズ」は1月23日、同市下之郷の上田女子短期大学附属幼稚園で、同園の園児と一緒に大豆「ナカセンナリ」を使ったみそ造りを行った。同園の園児約50人が参加した。 同園では食農教育の一環として、自分たちで栽培した大豆でみそを造り、みそ汁にして味わうことを計画。園の畑だけでは十分な収穫量が見込めないことや栽培技術についての支援を受けるため、同グループに協力を依頼した。栽培からみそ造りまで同グループが支援する。園児は6月に同グループメンバーの畑に種をまき、8月に草取り作業と花の見学、9月にエダマメの収穫作業、11月に大豆の収穫作業を行っている。 みそ造りは、同グループの活動に協力している、上田市中央の武田味噌醸造株式会社の武田晴太郎さんが講師を担当。米麹を使用した、12割麹みその造り方を教えた。 作業は4~5人のグループに分かれて行った。園児は蒸した大豆と米麹、種水、種みそ、塩、塩水を手でこねて混ぜ合わせながら、「おみそってこうやって造るんだね」と目を輝かせた。 同グループの小林圭一副会長は「大豆はいろいろな食品に変化する。その中でも、みそは日本の代表的な調味料の一つ。今回の体験を通じて、みそがどのように作られているのか知り、大豆に興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。 造ったみそは、同会社が持ち帰って熟成させる。完成は5月ごろ。同園にも一部残し、園児が熟成過程を観察できるようにする。

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