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JA信州うえだの話題

上田市産の食材で豚汁作り、農産物PRと消費拡大目指す

JA信州うえだの話題 2020.03.04

管内の農産物のPRと次世代への食農教育に力を入れているJA信州うえだは2月23日、中学校教員で組織されている特定非営利活動法人「夢こどもの翼」と協力して、上田市常磐城の西部公民館で「第23回WING SCHOOL NAGANO×上田を食べよう」を開いた。同市内の小学1年生~中学2年生とその保護者約30人が参加した。 このイベントは、地域の様々な組織の人や学生をゲストティーチャーとして招き、子どもたちが社会について考える機会をつくるとともに、学校での英語学習に向けて楽しく英会話を学ぶもの。JAは2年前からこのイベントに協力しており、ゲストティーチャーとして出演している。今回は同市産の農産物のおいしさを知ってもらい、農産物の消費拡大を目指そうと、「上田で作られたおいしい農作物で豚汁作りを楽しもう!」をテーマに設定。同市産農産物を使って豚汁を作った。 豚汁作りは、英会話教室の後、JA営農振興部営農企画課の大塚君和係長がゲストティーチャーとなって行った。今回豚汁に使う食材は全て同市で生産されたもので、豚肉やハクサイ、ニンジン、みそなどの食材を一つ一つ手に取り、食材の説明の他、生産者の紹介や販売店などを説明した。 食材の紹介後、参加者はホワイトボードに書かれた調理方法をもとに、それぞれのグループごと野菜を切ったり、みそを溶かしたりして豚汁を作った。グループ内の年長者が率先して調理を指揮し、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれた。 作った豚汁は参加者全員で味わった。JAプライベートブランド米のコシヒカリ「恵」に同市上野の青山養鶏場の「青山の玉子」をかけた卵かけご飯も振る舞い、同市産農産物のおいしさをPRした。大塚係長が、同市は米の1等米比率が高く、平均反収も600キロを超える地域であることを説明すると、子どもたちは「知らなかった!」と驚いていた。保護者は「今日のお話に出た農産物を、早速帰りに直売所などに寄って買いたい」と話した。 大塚係長は、「食と農業を通じて地域に笑顔を広げる活動として、今後もこのような活動を実施していきたい」と意気込んだ。

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