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湯の丸高原でレンゲツツジ保存活動

JA信州うえだの話題 2020.08.26

JA信州うえだ東部地区事業部は8月21日、東御市の湯の丸高原で今年2回目のレンゲツツジの保存活動を行った。同事業部の役職員10人が参加し、レンゲツツジへの日当たりを良くするため、カラマツなどの樹木の伐採や草木を刈るなどの作業を行った。 同事業部は、年2回の活動に取り組んでおり、1回目の7月17日には9人が参加した。 長野県東御市と群馬県嬬恋村にまたがる湯の丸高原は浅間連峰の西側に位置し、レンゲツツジの大群落は国の天然記念物に指定されている。レンゲツツジは重要な観光資源で、6月下旬に見頃を迎え、毎年多くの観光客でにぎわう。 同高原では、放牧牛が有毒植物であるレンゲツツジを残し、他の草木を食べることから、長年にわたりレンゲツツジ群生の保存に貢献してきた。しかし、近年は放牧頭数が減少し、レンゲツツジの生育環境が悪化しつつあるため、現在はいくつかの組織により保存活動が行われている。同事業部は、地域貢献活動の一環として2013年から保存活動に取り組んでいる。 同事業部の依田達哉部長は「周辺の景色も明るさを取り戻し、今までの活動の成果が表れてきた。レンゲツツジの大群落が山肌を朱に染め上げるのを楽しみに活動を続けていきたい」と話している。

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