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信州の環境にやさしい農産物認証 川西ぶどう部会 認証園地巡回

JA信州うえだの話題 2020.08.27

JA信州うえだ川西ぶどう部会は8月25日、県の「信州の環境にやさしい農産物認証制度」の認証を受けた生産者が、互いの園地を見て回る「認証ブドウ園地巡回」を初めて行った。 上田市塩田地区の生産者6人が参加し、それぞれの園地を回って生育状況や栽培方法を確認し合った。「仲間の園地を見ながら話し合える機会をつくろう」という生産者の提案により実現した。 同部会は2005年から同制度への取り組みを始め、今年は昨年より4人多い9人が認証を受けた。巨峰、ナガノパープル、シャインマスカットなど、約190アールで栽培に取り組んでいる。 園地では、園主が栽培上の悩みや工夫している点などを紹介し、今年の出来や認証の取り組みなどについて情報交換した。 参加者は「今回初めて仲間の園地を見ることができ勉強になった」「収穫前に充実した情報交換ができた。認証の取り組みを多くの人に知ってもらいたい」などと話した。 認証園地のある塩田地区は管内有数の米産地。同部会は米栽培に欠かせない水環境を維持し、美しい田園風景を後世につなげるためにも、化学肥料、農薬の使用量を減らし、除草剤を使わないブドウ栽培を推奨している。今後も認証生産者を増やしていく方針だ。 同制度は、環境と調和し、自然と共生する持続性の高い農業を推進するためのもの。地域の一般的な栽培方法と比較して、化学肥料と化学合成農薬の使用量を減らして作られた農産物を、知事が承認する。原則として50%以上、ブドウを含めた果樹7品目は30%以上の削減で認証され、総合的病害虫・雑草管理(IPM)実践指標を記録することが必要。認証された農産物には、県の認証番号を付けたシンボルマーク(認証票)の使用が許可される。

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