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職員育てた「風さやか」収穫
JA信州うえだの話題
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2020.11.09
JA信州うえだ丸子地区事業部は10月20日、同事業部オリジナル日本酒「夢現(ゆめうつつ)」の原料となる米「風さやか」の稲刈りを、上田市生田の水田で行った。収穫した米は、地元上田市の蔵元「信州銘醸」へ納入し、来春には新酒が完成する予定だ。 米は同事業部の職員が農業体験研修の一環で、後継者がいなくなった農地を借り受け2017年から栽培している。醸造用に栽培するのは2年目。稲刈りには新入職員2人を含む12人が参加し、バインダーを使って刈り取り、はぜ掛けした。 同事業部は昨年、「消費との結びつきを強め地域を元気にしよう」と、この水田で栽培した県オリジナル品種米「風さやか」を使った酒造りを企画。「信州銘醸」の協力を得て、「風さやか」を100%使用した初めてのオリジナル日本酒が今年4月下旬に完成した。 酒は「夢現(ゆめうつつ)」と命名し、900本(1本720ミリリットル)を販売し好評を得た。 同事業部の小山元寛部長は「今年も品質の良い米ができた。おいしい酒ができることを期待したい」と話した。 今年度は、約1000本を醸造する予定で、2月下旬ごろに行う仕込みには職員も参加する予定だ。
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