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JA信州うえだの話題

大学と農家つなぎオンライン研修

JA信州うえだの話題 2020.11.26

東京農業大学食料環境経済学科佐藤みずほ准教授のゼミ生17人は11月16日、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用し、同大学と長野県上田市菅平高原の農家、JA信州うえだ菅平店をつないでオンライン研修を行った。 同JAは毎年、学生が農家に宿泊して農作業などを体験する同学科2年次の「フィールド研修」を受け入れている。今年は8月上旬に5日間の研修を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止になった。代わりに農家の話を聞き、現地の状況を知る機会を作りたいと、同大学から依頼があり、オンラインでの研修が実現した。 研修には3人の農家が協力した。ハーブ生産者の西澤憲一さんはJA職員と共にJA菅平店に設置したパソコンで、高原野菜生産者の中澤敏明さんと小林晋之介さんは自宅のパソコンで、それぞれ学生らと対面した。 最初に同JA真田地区事業部の小松俊明営農課長と宮島英雄菅平店長が菅平高原の農業の歴史と現状、観光やスポーツ合宿の現状などについて説明。その後、ゼミ生が3グループに分かれ、1グループごと順番に3人の農家と交流した。 学生からは「今年の野菜の生産状況はどうだったか」「コロナ禍の中で販売にどのような影響があったか」など多くの質問が出され、農家はパソコンのカメラに向かって丁寧に質問に答えた。 研修は予定時間を超えるほど熱心に行われ、農家の生の声を聞いた学生たちは、訪れることができなかった菅平高原に思いをはせていた。

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