JA信州うえだ

ホーム いいJAん!信州の話題 抑制カボチャの生産振興目指し 研磨機で作業負担軽減

JA信州うえだの話題

抑制カボチャの生産振興目指し 研磨機で作業負担軽減

JA信州うえだの話題 2020.12.23

JA信州うえだ塩田営農センターは、農家の冬季収入源確保と有休荒廃地対策として、抑制カボチャの栽培を推進している。カボチャの研磨作業の負担を軽減し、さらなる生産振興につなげようと、2018年にカボチャ研磨機を導入。毎年、出荷時期に活躍している。 12月3、7、10日には、上田市古安曽の塩田農産物集出荷所でカボチャ生産者9人が研磨機を使って出荷調整作業を行った。カボチャの研磨は、手作業で行うと1玉1分ほどかかるが、研磨機ではわずか10秒ほどに作業時間を短縮できる。生産者は、収穫後約1カ月乾燥貯蔵したカボチャを持ち込み、JA営農技術員の品質検査を受けながら作業を行った。 研磨機を利用した生産者は「カボチャを磨く作業は想像以上に重労働で時間もかかる。研磨機が導入されてからはその負担が減って大変ありがたい」「カボチャ栽培でネックだった部分が解消されたので、今後、もっと抑制カボチャを生産する仲間が増えると良い」などと話した。 同営農センターの坂口達哉営農技術員は「研磨機は生産者から大好評。毎年多くのカボチャが持ち込まれる。出荷調整作業を省力化できるのは大きい。研磨機は小さく持ち運びもできるので、今後貸し出しなども検討しながら、抑制カボチャの生産振興手段として有効活用していきたい」と話した。 塩田地区の今年の抑制カボチャ出荷量は440ケース(1ケース10キロ)。今年は7月の長雨で種まきは苦労したが、8月に気候が安定したことから生育は順調で、昨年の267ケースを大きく上回る結果となった。

お知らせ