JA信州うえだ

ホーム いいJAん!信州の話題 清酒「夢現」いよいよ完成間近! 願い込め手作りのシトラスリボンを掛ける

JA信州うえだの話題

清酒「夢現」いよいよ完成間近! 願い込め手作りのシトラスリボンを掛ける

JA信州うえだの話題 2021.03.29

「農業者と消費者を結びつけ、地域の農業と関連商工業がともに元気になれる取り組みを!」と、JA信州うえだ丸子地区事業部が企画する、同事業部職員栽培の県オリジナル米「風さやか」を100%使用した酒造り。2年目の今年も、地元の蔵元「信州銘醸株式会社」(上田市長瀬)の協力で、清酒「夢現(ゆめうつつ)」として3月31日に完成する。 今年のボトルには、新型コロナウィルス感染終息と差別や偏見をなくす願いを込めて、女性職員、同JA女性部丸子支会員らが手作りした「シトラスリボン」を掛ける。 原料の風さやかは、後継者がいなくなった農地を借り受け、同JA職員が田の準備から植え付け・収穫など全作業を行い栽培したもの。この米作りも、職員と組合員との距離を近づけることを狙いにした農業体験研修の一環だ。 2年目は、取り組みの輪を地域に広げようと、米作りの段階から地元生産者や地域住民の参加を企画していたが、新型コロナウィルス感染拡大のため断念。 そこで、女性職員が発案し、取り組みに賛同した同JA女性部丸子支会員、同JA生活活動サポーターが、新型コロナウィルス感染終息への願いと「差別や偏見のない誰にでも優しい地域」への思いを込めて「シトラスリボン」を手作りし、ボトルに掛けて購入者へ届けることにした。リボンは2月、JA丸子支所に10人が集まり、200個を作った。 酒名の「夢現(ゆめうつつ)」は夢か現実かわからない状態の意味ではなく、「夢を現実として叶える」という意味が込められている。同地区事業部の小山元寛事業部長は、「目指す『夢』は、消費者と農業者が『顔が見え、話ができる』関係にあり、地域の農産物や食品を購入するきっかけづくりを通じて、地域の農業と関連商工業がともに元気になれること。そこに今年は、コロナの感染終息と差別や偏見のない地域という夢が加わった」と話す。 「夢現」は720mlで900本を醸造。4月2日から酒類販売できる同事業部西内店で販売する。 この酒造りとシトラスリボン作りの取り組みは、5月初旬発刊の(社)家の光協会『家の光』2021年6月号東日本版「広がれ!地域の根っこ」に掲載される予定だ。

お知らせ