JA信州うえだ

ホーム いいJAん!信州の話題 信州うえだファーム 研修生修了式と入社式

JA信州うえだの話題

信州うえだファーム 研修生修了式と入社式

JA信州うえだの話題 2021.03.26

JA信州うえだの子会社(有)信州うえだファームは、2009年から新たな担い手を育てる新規就農者育成事業に取り組んでいる。Iターンなどの新規参入者を含む就農希望者を研修生として受け入れて雇用し、栽培技術の習得や経営管理能力を養うための研修を行い、独立就農を目指す。研修期間は概ね2年間で、その間に認定就農者になることも義務付ける。研修圃場は、同社が借り受け施設改修や果樹の改植などを進め、就農しやすく整えた農地を提供。研修後はその圃場をそのまま研修生が引き継ぎ、就農する。 3月25日には、上田市中野のモルティしおだで20年度研修生修了式と新規採用正規社員入社式を行った。修了生は5人で、全員JA管内で独立就農する(野菜3人、果樹2人)。修了生のうち4人は県外出身者。入社式では、新たに7人の研修生が雇用された。 長和町に野菜で就農する、修了生の北海道出身干川有吾さん(31)は「地域の方々に温かく見守ってもらい、たくさんの人に助けられてここまで来ることができた。これからもこの地域で精いっぱい農業を頑張っていきたい」と話した。 同社は20年度修了生を含め、これまでに55人を受け入れ、46人を独立就農させた。就農者には農地提供の他に、行政機関などと連携して住宅の紹介、あっせんなど地域の受け入れ支援も積極的に行い、手厚くサポートする。 同社の中山孝代表取締役は「それぞれに自分の理想の農業があり、それを目指す心構えだと思う。日々研究・研鑽し、理想を実現するためにこれからも頑張ってほしい。お互い地域を支える農業者として手を取り合い、共に農業の発展に取り組んでいこう」と激励した。

お知らせ