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JA信州うえだの話題

ロボット芝刈機初導入で労働力軽減 塩田地区で実演会

JA信州うえだの話題 2021.04.27

JA信州うえだ果樹部会塩田支会と川西ぶどう部会は4月21日、上田市富士山の林寛繁さんのリンゴ園で、ロボット芝刈機実演会を開いた。果樹生産者20人とJA営農技術員果樹担当者、農機センター職員など15人が参加し、全自動芝刈機の性能や実用性などを学んだ。 芝刈機は、草刈り作業の省力化やスマート農業の普及に向けて今年3月から1台導入。同JA管内での導入は初めてで、現在は林さんの圃場のみ。約1カ月の運用期間を経て、今回初めて実演会を開いた。機種は、ハスクバーナの「オートモア450X」。傾斜のある園地やブドウ棚下でも活用でき、全自動運転機能により24時間稼働できるのが特徴。雨天時にも対応し、低騒音設計で夜間稼働にも向く。 実演会では、(株)麻場の下鳥照幸次長が講師を担当し、実際に機械を稼働しながら、芝刈機の扱い方や設置・メンテナンス方法などを説明した。1カ月間機械を使った園主の林さんは「機械を導入して、草刈り作業の労働力軽減につながっている。他の畑と比べても、圃場がきれいに保たれている」と使用感を語り、参加者は熱心に話を聞いた。 圃場面積拡大のため、機械の導入を検討しているという参加者は「使用感などが聞けて参考になった。今後1年間、林さんの圃場の様子を見させてもらい、導入を考えたい」と話した。 今後、東部地区のブドウ園にも芝刈機を導入予定。検証を重ねた後、各地区で実演会を行い、スマート農業の普及を進めていく方針だ。

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