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省力化へ最新技術学ぶ 無人田植え機見学会

JA信州うえだの話題 2021.05.20

上田市の米穀生産者グループ「しおだ米プロ生産者部会」は5月13日、同市小島の(有)小林農園の水田で無人田植え機の見学会を行った。部会員や同市JA職員、上田市農業農村支援センター担当者など約30人が参加した。 近年、技術革新が進み、衛星利用測位システム(GPS)を搭載した田植え機やトラクターなどが増えている。部会では、活動の一環として定期的に先端技術を搭載した農業機械の見学会を行っており、今回は米生産の省力化につながる最新技術を学ぶことを目的に行った。 当日は、(株)関東甲信クボタの担当者が無人田植え機の性能や使い方などを説明。1枚30アールの水田2カ所で田植え機の実演を行い、無人で動く機械が早く正確な田植えを披露し、参加者を驚かせた。 実演に使った機械は、昨年11月に発売された「アグリロボ田植え機NW8SA」。はじめに水田の外周を人の操作で走行することで、水田の形状を機械が認識。効率の良い田植え経路を導き出し、自動運転開始のボタンを押すと自動で田植えを行う。 見学会を終えた参加者は「無人で動きながらまっすぐに植えていたし、切り返しもスムーズで技術の高さに驚いた」と話した。 上田農業農村支援センターの担当者は「水稲生産者が大勢参加されてスマート農業への関心の高さがうかがえた。今後もJAなど関係機関と連携し推進していきたい」と話した。 同部会の石川功部会長は「地域農業を担う若い農業者たちが、日々進歩する農業機械技術を実際に見ることで、良い刺激になればと思い企画した。有意義な見学会になったと思う」と話した。

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