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地元産トマトでトマトソースを作ろう!

2025.09.09

JA信州うえだ女性部真田支会は8月30日、JA真田地区事業部の長研修センターで、今年度4回目の「フレッシュミズ講座」を開いた。今回は、講座参加者の要望で、旬の地元産トマトをたっぷり使った「トマトソース」作り。フレッシュミズ世代の女性とその子どもたち9名が参加して、調理を楽しんだ。
真田支会のフレッシュミズ講座は、開催のたびに地域へ向けて募集をかけるため、リピーターはもちろん初めて参加する女性など、毎回顔ぶれに変化があり、同世代の輪づくりの場にもなっている。
この日は、管内産加工用トマトを使用し、味付けは塩、コショウだけのシンプルなソースに挑戦。トマトを切ってミキサーにかけ、油で炒めたニンニクと一緒に40分ほど煮詰め、バジルで風味をつけて塩・コショウで調味し、完成した。子どもたちも切ったり煮詰めたりの工程を手伝った。
さっそく、できあがったソースを焼きナスにかけて試食した参加者は、「トマトの味が濃くておいしい!」「焼きナスにもすごく合っている」と喜び合い、子どもたちもトマトソースをたっぷりかけてほおばった。
同支会の久保町子会長は、「たくさん採れる旬の野菜を加工するのは、一人では手間でも、みんなでおしゃべりしながらだとあっという間。フレミズ活動を通じて安全安心な食卓づくりを子ども達にも伝えていってほしい」と、笑顔で話した。
次回のフレッシュミズ講座は、参加者から「やってみたい」とリクエストが多かった、米粉料理を予定している。

「稲倉の棚田」魅了発信で農業への理解促進も期待

2025.09.08

JA信州うえだ上田東地区事業部では、農地保全、景観維持、地域活動支援といった地域づくり活動の一環として、管内の日本の棚田百選に認定されている「稲倉の棚田」の保全委員会に協力し、草刈りなど棚田の保全に貢献している。
保全委員会は、JA組合員を中心とした役員で構成されており、長年米作りをしている地域組合員もメンバー。JAとしては、生産資材の供給や棚田の草刈り等の保全活動にも積極的に出役している。
棚田保全には、現状を維持する多くの手と、未来に残していくための次世代の担い手が必要であり、地元住民・地元企業などの共感と協力が不可欠。保全委員会では、多くの関係者と連携した活動をすすめる一方で、さらに都市住民にも共感を得てともに活動してもらおうと、さまざまな取り組みを行っている。棚田オーナー制度をはじめ、収穫した酒米を地元酒蔵が仕込むオリジナルの酒作り、農閑期の棚田の有効活用として開催する棚田キャンプやノルディックウォーキングイベント、棚田に設置された木製の舞台を活用した吹奏楽の演奏会、撮影会、句会など、日頃農業と関わりが薄い人々の棚田への関心を高める機会をつくっている。
また、近年は秋の獣害が大きくなっているなかで、獣害が鎮まることを祈念し稲の豊作を祈る行事として、2020年から「ししおどし祭り」を開催。地域の新しい行事にしようと、一般参加も募っており、県内外からの参加者は年々増えている。
今年は8月23日に行い、過去最多のおよそ350人が参加。たいまつを手に“しし神よ、帰りませ、田の神よ、守りませ”という掛け声とともに五穀豊穣と獣害低減を祈願した。谷間に寄り添うよう穏やかに連なる水田にロウソクの列が灯り、その間を人々がたいまつを持って練り歩く光景に、「とても幻想的できれい」と、参加者を魅了した。
同地区事業部小島孝之部長は、「多くの方々に棚田を知ってもらい、維持に協力をいただくことはもちろん、農業や食にも理解と関心を持ってもらえたら」と話した。

信州うえだ産コシヒカリ収穫スタート 高温乗り越え豊作を期待

2025.08.29

JA信州うえだ管内で8月28日、主食用米「コシヒカリ」の稲刈りが始まった。上田市塩田地区の小林農園では、この日コンバイン2台を使い1.1ヘクタールの収穫を行った。当日の朝、稲刈用のコンバインやトラック、精米施設に塩とお神酒を捧げ、作業の安全と豊作を祈願する出発式を行い、作業を開始した。
9月中に約50ヘクタールの収穫を進める。
小林農園代表の小林好雄さんは「暑い日が続いたが、こまめな水管理や病害虫の防除など対策をおこなってきた。順調に生育し、例年並みの良い作柄となった」と話す。
同JAでは、9万俵の出荷を目指す。9月中旬からコメの品質検査を行い、スーパーの店頭には10月中旬から新米が並び始める予定。
同JA塩田地区事業部営農課の小林正徳課長は「今年も猛暑が続き、生産者は栽培管理に苦労してきた。安全・安心でおいしいお米が今年もできたので、たくさん食べていただきたい」と話した。
25年産米は6月中旬からの高温の影響で生育が早まり、例年より早めの適期刈り取りを呼びかけている。

露地ブドウ初出荷

2025.08.28

JA信州うえだ東部ぶどう部会は24日、東御市でブドウの出荷を始めた。品種は「ナガノパープル」など。今年は、生育期間中の気温が高かったため糖度の乗りが早く例年に比べて早い出荷となった。
JAの竹内勇斗営農技術員は「猛暑の中、生産者は作業をしてきた。糖度18度以上が出荷基準だが、出荷されたものは20度前後。甘みが強くおいしいブドウを多くの人に味わってほしい」と話す。
同部会はこの日「ナガノパープル」を中心に100ケース(1ケース5キロ)を出荷。評価員が慎重に検査し出荷した。
出荷されたブドウは、東京の市場にも出荷する。竹内技術員は「ナガノパープルは、プルームがしっかりのり、黒く、粒が大きく張っているものがおいしい」と話した。
露地ブドウの2024年度の出荷量は、10万3172ケース。25年度は11万ケースを目標とする。出荷は「ナガノパープル」が9月末、「巨峰」は9月から10月上旬、「シャインマスカット」は10月末まで続く予定だ。

菅平小学生直売所でモロコシ販売

2025.08.27

上田市立菅平小学校の児童は25日、上田市のJA信州うえだ農産物直売所「新鮮市真田直売所」で、自ら育てたトウモロコシを販売した。2年生と5、6年生27人が、店頭に設けた特設売り場で、客の呼び込みや販売など係を分担し取り組んだ。
トウモロコシは、1本100円で販売し、用意した1,000本を売り切った。
児童は「今朝収穫してきました。今年は少し小さいけど、去年より甘い。開店前にはたくさんの人が並んでいて、こんなにモロコシの販売を待っていてくれた人がいるのだと嬉しかった。30分で完売できてうれしい」と嬉しそうに話した。

出荷時のひと手間でさらにブランド力向上へ

2025.08.26

JA信州うえだ菅平農事振興組合は8月25日、ハクサイの出荷最盛期を前に上田市の菅平第一集荷所で2025年度菅平地区ハクサイ出荷査定会を開いた。出荷者35名のほか、同JA役員や全農長野、市場関係者が参加した。
同地区は、標高1200~1400メートルの高原地帯で、主にレタス・ハクサイなどの葉物野菜の栽培が盛ん。今年のハクサイの出荷は、8月から11月初めごろまでで、9月から10月中旬が最盛期となり、年間約20万ケース(1箱15㎏換算)を見込んでいる。
この日はまず、JA全農長野の担当者が県内産野菜の販売情勢や他産地を含めた今後の見通し、生産販売上の課題などを説明。さらに、5つの市場の関係者は、現在の市場動向をはじめ、「当地産の品質の高さから、バイヤーから『菅平産が出たらすぐに入れてほしい』という要望がある」「菅平ブランドはすでに高く評価・認知されているが、しっかり供給してさらなるブランド力強化を」など、同地区産の生産物に対する評価や期待、要望を伝えた。生産者は、終始真剣に耳を傾けていた。
また、JA営農技術員から、出荷規格の説明のほか、箱詰め時の玉の向きや葉芯の位置を揃えるなど、さらにブランド評価を上げるポイントとして出荷時のひと手間を依頼した。
菅平農事振興組合の小林昭組合長は、「高温が続くなどさまざまな厳しい状況の中でも、組合員は高品質栽培に向けてがんばっている。さらに、出荷時のひと手間で市場の評価を上げて、産地を盛りあげていきたい」と、意欲を見せた。また、「管内スーパーにも出回るルートができた。地元のみなさんにも菅平高原産野菜が目に留まった時にはぜひ食べてほしい」と笑顔で話した。

露地物の説明会 品種ごとに確認

2025.08.26

JA信州うえだ東部ぶどう部会は21・22日、東御市の2つのぶどう共選所で露地ブドウの出荷説明会を開いた。JA営農技術員が「ナガノパープル」「巨峰」「シャインマスカット」の収穫基準や出荷規格、出荷時の注意点を説明。部会員は品種ごとの色や形、大きさ、出荷法を確認した。説明会は3回に分けて開催され、部会員計290人が参加した。
今年は生育が順調。あいさつした、東部ぶどう部会唐澤俊一副部会長は「今年は、暑い日が続いたため、色づきや糖度が例年より早くすすんでいます。今後、収穫作業が進みますが、出荷にあたり変更点があるので、スムーズな選果作業の為にもルールを守って出荷して欲しい」と部会員に話した。
東部ぶどう部会では、2024年度の出荷量は10万3172ケース。初めて10万ケースを出荷した。25年度は11万ケースを目標とする。

県外からのラグビー観戦者へ旬の地元産農産物をPR

2025.08.25

JA信州うえだ真田地区事業部は8月24日、上田市菅平高原のアンダーアーマー菅平サニアパークで、大学ラグビー部の練習試合のため県内外から訪れる多くの観戦者へ向け、地元産農産物のPR販売を行った。菅平高原産レタスと同JA管内産のモモを販売し、菅平高原を訪れたお土産としてだけでなく、ラグビーチームへの差し入れとしても買い求められていた。
菅平高原は、毎年夏になると全国各地からたくさんの大学ラグビー部が合宿に訪れている。練習試合も多数行われており、県内外から多くのラグビーファンが観戦に訪れる。同地区事業部では毎年、同会場でのイベントや練習試合に合わせて、特産のレタスをはじめとしたJA信州うえだ産農産物のPR販売を行っている。
この日も、会場駐車場は県外ナンバーの車で早々に満車に。JAの特設テントには、取れたての菅平高原産レタスと、同JA産のモモを用意した。買い求めた観戦者らは、「モモの甘くて良い香りがする。食べるのが楽しみ」「レタスを合宿へ差し入れしようと思っています」と笑顔で話していた。

熱心に学んだ新任役員研修会

2025.08.22

JA信州うえだは8月20日、JA本所で2025年度新任役員研修会を開いた。改選で非常勤の理事・監事に新たに就任した9名が参加し、座学での研修と営農関連施設での視察研修を行った。
研修に先立ち丸山勝也専務理事は、「職責を果たすために役立てていただくことはもちろん、この数カ月で持った意見や疑問を役員同士で交換する場にもしてほしい」とあいさつした。
研修では、JA職員から第11次中期3か年計画の取り組み内容や財務諸表の見方などを説明。また、農産物の集出荷施設を3カ所視察し、JAの営農体制や地域ごとの生産振興状況などを学んだ。
参加した役員は熱心に説明を聞き、「実際に農業関連施設を目にし、地域の営農活動や施設の利用状況などをより詳しく知ることができた。今後の職務に有益な知識が得られた」と、前向きに話していた。

令和7年度 3地域(上田、佐久、松本)合同作物研修会を開催

2025.08.18

上田農業農村支援センターとJA信州うえだ米穀担い手部会は8月8日、「令和7年度3地域(上田、佐久、松本)合同作物研修会」を上田市で開き、各地域からの生産者をはじめ支援センター・JA職員など、合わせて約50名が参加した。
この合同研修は、コロナ禍での中止もあったが、20年前から各地域持ち回りで実施しており、研修や交流を通して新たな知識の吸収と水稲若手農業者の育成につなげることが目的。今回は、省力化・効率化技術について実証実験圃場視察と研修、意見交換を行った。
実証実験圃場は、JA信州うえだ米穀担い手部会の荒井信博副部会長が作付ける上田市下室賀の水田。水稲湛水直播栽培向けにコーティングした種子「リゾケアXL」を利用した直播栽培に取り組んでおり、さらにJA全農長野の水稲直播専用肥料開発に向けた基肥試験も実施している。
出穂を控えた水田を前に、まず荒井副部会長がこれまでの栽培作業等を説明し、メーカースタッフからは「リゾケアXL」の特徴と省力化の効果を、JA全農長野職員からは隣接する水田に施している慣行の移植向け全量基肥料(JA全農長野の「わたしの肥料」。荒井氏の土に合わせたオリジナルバージョン)との成分・肥効の違い、同支援センター職員からは生育状況について説明した。参加者は稲に近づき、葉色を比べたり株元を覗き込みながら生育状況を確かめていた。
水稲湛水直播栽培に対し荒井副部会長は、「コストは育苗並みにかかってしまうが、省力化は実感している。来年以降も継続して取り組んでいきたい」と、意欲を見せていた。
研修では、さらに試験内容の詳細を掘り下げたほか、温暖化(高温)に対するJA信州うえだの取り組みなども紹介。自由討議では、参加者から「米づくりの新技術として省力化に役立つ研修になった」「導入コスト等も盛り込んだ検証をすすめていくと、より具体的な検討につなげられるのでは」など、たくさんの意見を交わした。
JA信州うえだ米穀担い手部会の小林圭一部会長は、「今回の研修を作業の省力化など農家経営に役立ててもらい、県内農業の維持や担い手の増加につながってほしい」と、話した。

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