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干し柿作り学ぶ-放置減らそう、初の研修会

JA信州うえだの話題 2017.11.07

長野県の上田市川西まちづくり委員会産業の振興部会は10月中旬、JA信州うえだと協力して、上田市浦野の浦里果実集果場で、干し柿作り研修会を開いた。同部会とJAが、昨年から検討していたもので、今回初めて企画した。地域で放置されている柿を何とかできないかと考えて発案。かび防止や色付きなどを考慮し、基本的な技術に基づいて作ろうと、外部講師を招いた。 部会員やJA職員ら8人が参加。長野県農村工業研究所の滝沢潤研究員を講師に、実際に干し柿作りに取り組んだ。干し柿をオレンジ色に保つには、硫黄で薫蒸する作業が必要になる。今回は、皮をむき、薫蒸して、干すまでの一連の作業をして、約300個の渋柿を干し柿にした。浦里小学校の2年生7人も参加し、渋柿を味見しながら、干し柿作りを楽しんだ。 櫻井彰人部会長は「私たちだけでは、これだけしっかりとした干し柿作りはできなかった。地域の渋柿を少しでも無駄にせず消費できるよう、今後も企画したい」と笑顔で話した。 今回干した柿は、11月にもみ作業をして、12月には地元直売所で販売する予定。浦里小学校の児童にも試食してもらい、味の変化を体験してもらう計画だ。

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