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音と匂いが「懐かしい」石油発動機

JA信州うえだの話題 2017.10.24

長野県のJA信州うえだが管内各地で開いている第23回JAフェスティバルの丸子会場(上田市の丸子総合体育館)で、かつて農業用として広く使われていた石油発動機の運転会が初めて開かれた。JA西内区域運営委員長の永井貞男さん(67)が、所有する発動機7台を持ち込んで展示し、エンジンをかけて実演した。 10月上旬に開かれた同会場の屋外で、農機を展示するコーナーの一角に発動機を並べた。永井さんが手回しでエンジンをかけると、会場には「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」という独特のエンジン音が響き渡った。来場者は「この音と匂いが懐かしいなあ」と、当時を思い起こしながら永井さんから説明を聞いていた。 石油発動機は、主に脱穀機の動力源として使われ活躍。1950年以降は効率の良いディーゼルやガソリンエンジンに取って代わられた。永井さんは10年前から収集を始め、大正15(1926)年ごろに製造された発動機など18台を所有している。 永井さんは「使ったことのある年代の人が『懐かしい』と言って、見てくれた。古い機械をよみがえらせる工程が楽しい。仲間を増やして、これからも運転会を開きたい」と話した。

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