JA信州うえだ東部営農センターとJAアスパラ部会東部支部は、東御市のふるさと納税の返礼品用に地元産のアスパラガスを出荷している。毎年好評で、リピーターが付く人気。県内外の人たちに同市産、JA産の農産物の魅力をPRする機会になっている。 市のふるさと納税は、1万円の寄付でアスパラガス1ケース（約1.2キロ）を贈る。アスパラガスは2016年から採用され、今年3年目。注文が入ってから収穫し、太くて甘くみずみずしい良質な品を厳選して箱詰めする。 300ケース（1ケース約1.2キロ）の予定数量で、4～6月上旬まで受け付け、16年は46ケース、17年は123ケースを発送した。今年はより鮮度の高い品を届けるため、受け付け終了を5月31日に繰り上げたことから、80ケースの発送にとどまったものの、リピーターらの寄付が相次いだ。これまでの寄付者からは「味が濃く、立派で歯応えもよくとても満足。農家のアスパラガスへの愛情が伝わってくるようだった」（神奈川県の女性）、「期待以上の品だった。甘味がありとてもおいしかった」（東京都の男性）などの反響が寄せられている。 同営農センターは今後、アスパラガスとともに、ブドウの「巨峰」や「シャインマスカット」、ブランド米「風さやか」などの農産物も返礼品用の供給に力を入れて、同市の農産物を全国にPRしていく方針だ。