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JA信州うえだの話題

介護学び地域に生かす

JA信州うえだの話題 2018.03.09

長野県上田市殿城の特別養護老人ホーム「ローマンうえだ」を拠点に活動する「『安心』の地域づくりセミナー」実行委員会は、地域住民が医療や介護制度、認知症などについて学ぶセミナーを同施設で開いている。現在、第18期で、1~3月まで6回コース。施設のある豊殿地区をはじめ、上田東地区の住民を中心に約40人が参加し、意欲的に学んでいる。 この老人ホームは、社会福祉法人ジェイエー長野会が運営。実行委員会の事務局は、JA信州うえだ上田東地区事業部が務めている。 今期は、国が構築を進めている「地域包括ケアシステム」を学び、暮らしへの影響や地域との関わりを考えることを狙いに、講師から話を聞き、グループワークで意見交換している。 このセミナーは、同施設の誘致活動に関わった地元住民が、オープン前年の2001年に自主的に開いた勉強会が始まりで、毎年継続して開いている。これまでにセミナーを修了した受講生は約600人に上る。修了生は「学んだだけで終わらせたくない」と同窓会を結成した。同施設を支えるボランティアや地域づくり活動に携わるなど、「学びを活動に生かす」取り組みに発展している。 事務局の細田宏一事業部長は「セミナーや同窓会の皆さんの活動が地域を支える力になっている。JAとして今後も応援していきたい」と話している。

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