JA信州うえだ上田青壮年部は2月上旬、上田市のJA本所で、上田市議会議員との意見交換会を初めて開いた。部員12人、市議会議員18人、JA職員4人の計34人が出席。部員が地域の農業振興の取り組みを伝えながら、農政について意見を交わした。 市議会議員に地域の農業の現状を知ってもらおうと開催。部員も市の農政への理解を深めて、両者の連携を強める狙いだ。 部員が、上田東地区と西部地区の農業振興ビジョンを説明した。両地区はそれぞれの農業振興テーマを掲げる。上田東地区は「美しい棚田と南面に広がる果樹園　未来に向かい生産面積の拡大へ」、西部地区は「集落農業と都市農業が共存しいきいき暮らせる地域づくり」がテーマ。このテーマ達成に向けた重点方策と、具体的な取り組みを説明した。 市議会議員は、市の農政予算、新規就農者支援、収入保険制度、食農教育について説明。参加者全員と意見交換した。 意見交換会を企画した、同部の永井秀樹部長は「青壮年部員が議員の活動や、市の取り組みを把握でき、よい機会となった。次回も開催できるように計画していく」と意気込んだ。