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「ほうさくマスターClub」最終回 直売所出荷につながり手応え

JA信州うえだの話題 2021.07.26

JA信州うえだが運営する農業用資材店「グリーンファーム中央店」は、毎年開いている家庭菜園の楽しみ方などを題材とした農業初心者向け講習会「グリーンファームカレッジ」に加え、2019年から野菜栽培年間講習会「ほうさくマスターClub(クラブ)」を開いている。これは、家庭菜園のさらなるステップアップや直売所出荷を目指す中級者向けの年間講習会で、昨年10月から今年7月まで全5回コースで行い、9人が受講した。 7月23日には、最終回となる「秋冬野菜の栽培、夏野菜の管理、病害虫防除」講座を行った。同講習会の企画者でもある、同JA営農振興部生産資材課の山口まゆみ係長が講師を担当し、夏野菜や秋冬野菜の暑さや乾燥、病害虫対策について詳しく説明した。受講者は積極的に質問しながら熱心に話を聞いた。 全5回の講習を終え、山口講師は「今回は小規模で多品目を栽培したい受講者が多かった。今年3月に受講者すべての圃場を回り現在の状況を確認し、それぞれの意向を汲んだ講習を行った」と話し、「受講者9人のうち3人が新たに直売所へ出荷を始めた。直売所出荷に意欲的な生産者の後押しができたと、良い手応えを感じている」と喜びを露わにした。 直売所へ出荷を始めた参加者は「直売所出荷はまだ先のことだと思っていたが、背中を押してもらい取り組むことができた。売れる面白さを知り、野菜作りに一段と力が入りとても楽しい。これからも良いものを作り、出荷を続けたい」と話した。 同店では、今年度も同講習会を開く予定で、9月から受講者を募集する。年間全5回コースで、講座は10月から始まる。

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